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ハイグレクエスト 第13話

毎度ありがとうございます。ぬ。です

前回は七夕の投稿でしたが、8月が七夕の地域もあるのですね
お盆なども7月に行う地域があったりと面白いですね
ぬ。個人としてはそういった地域での文化の違いが大好きで旅行などで訪れた時には沢山堪能したい派です(何
観光地のお店もいいですけど、スーパーなどの食品売り場に行くと食文化の違いを肌で感じることができますね
魔王様に地球が征服されたら、そういった文化は根強く残るのでしょうか。それとも不必要と切り捨てられたり統一化を図られたりされるのでしょうか
クエスト本編には全く関係ないシチュやネタが湯水のように浮かんでくるであります(謎
いつかそんなSSも書きたいなあと思いながら、とりあえず13話の投稿です。良かったらお読みください(雑

それではどうぞ(`・ω・´)





 ぺたぺたと裸足で螺旋階段を登る3人のハイグレ人間。緊張した面持ちで一段一段と進んで行く。先頭を切るのは緑色のハイレグ水着を着たルル。後ろに付くのが紺色のハイレグ姿のノクス。最後尾に付き従うのはハイグレ人間になりたてのオレンジ色のハイレグ水着を着たソニアだ。
 3人とも黙々と階段を上り続ける。誰も不満は漏らさない。 集まれと命じられるがままにハイグレ魔王のもとへと進んでいく。

 ハイグレ人間たち3人が目指す最上階にある部屋にはハラマキレディースとTバック男爵ら幹部たちと、ソニアたちのように呼び出され、既に到着したハイグレ人間が玉座に座るハイグレ魔王へと跪いていた。
 ゆったりと椅子に腰をかけるハイグレ魔王は、ハイレグ水着の上に黒いマントを羽織り、顔には不気味な仮面をつけていた。魔王の隣には玉座のかつての主人だったサーラが白いハイレグ水着姿でひれ伏している。

報告を聞こう」
 ねっとりとした声で短く言った。
「ハッ」
 一段低くなった場所からハラマキレディースのリーダーが立ち上がる。

「スノーシティの人間はほぼハイグレ人間への転向を済まし、続いてウェート、ソウスの人間もほぼ我々の勢力圏化に収めつつあるといった状況です」
 リーダーはここで一旦言葉を区切る。両脇に控えるハイグレ人間たちに目配せをした。すると、待ってましたと言わんばかりにハイグレ人間たち全員が立ち上がった。右には内側から、シルヴィア、サクラ、リン。左側にはカロラ、ルーナ、ツバサの順番で並べられている。

「今夜中にもレグロー中の人間がハイグレ魔王様のしもべとなることでしょう」

「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」

 満を持してしもべたちは目の前の支配者へとハイグレポーズを捧げる。身も心もハイグレ魔王へと屈服したハイグレ人間たちにとってハラマキレディーの報告は敗北宣言であり、勝利宣言でもあった。

「いいでしょう。ところで元レグロー王女様?」
 滑稽な光景を眺め気分良く笑っていたハイグレ魔王は、隣で同様にハイグレを捧げていたハイグレ人間であるサーラを見た」

「アンタが呼んだ勇者さえいなければアタシの計画はこれで無事終了だったのよ?」
 仮面の不気味が笑顔がサーラを見つめる。
「ハイグレ魔王様のお力の前には勇者レナであっても……あびゃあああああ!?」
 無言のままハイグレ魔王の小指から青白い電撃がサーラへと放たれる。ピカピカに磨き上げられた硬く冷たい石の床の上を転がる元王女。

「も、申し訳ハイグレ魔王様ぁ……どうかお許しくださいいぃ……」
 
 威厳も地位も全て投げ捨てたサーラの無様な懇願を受け入れ、寛大なハイグレ魔王は小指を畳みお仕置きを終えた。

「まったくお前たちは間抜けで世話が焼けるわ」

 ハイグレ魔王が立ち上がる。はだけた黒マントの隙間からピンク色のハイレグ水着がチラリと見えた。

「いいこと? 今この星であたしに対抗しうる力を持つものはアクション・ソードを持つ勇者よ。いえ、アクション・ソードと言っても過言でもないわ」
 ハイグレ魔王はねっとりと続ける。
「だから、勇者レナの持つアクション・ソードを無効化してから勇者をハイグレ人間にしてあげればいいのよ。そういうことよねTバック男爵?」
 ハラマキレディースの後ろに立つTバック男爵に魔王が確認をする。

「はい。そのガキとお姫さんを使えばアクション・ストーンの無効化ができるそうです」
 Tバックは握りこぶしを作って胸をドンと叩いた。

「で、具体的にはどうするのよ?」
「え」

 想定していなかった男爵にとっては鋭い質問を受けて頼もしいポーズのままフリーズしてしまう。

「ハイグレッハイグレッ。Tバック男爵様に変わって私がお答えさせて頂きます!」

 勢い良く王室の扉を開けてハイグレポーズを行ったのは、オレンジ色のハイグレ人間へと生まれ変わったソニアだった。彼女の両側にルルとノクスが並び、同じようにハイグレを捧げた。

「ホホホ……いいわ。こっちへいらっしゃい」
 マントから青い腕がするりと現れ手招きする。

「ハイグレッハイグレッ!」

 ソニアは嬉しそうに股を開いて返事をした。とてとてと玉座の正面へと移動すると、素早く跪いた。ルルとノクスはそれぞれ右側と左側のハイグレ人間の列に混ざった。
 硬い床に四肢とおでこをぺったりとつけたソニア。無防備に突き出したお尻を後ろに立つハラマキレディースらに晒している。

「申し上げます。アクション・ソードおよびアクション・ストーンの無効化へと向けた作業は順調に進行中です」
 体勢はそのままに顔だけをあげたソニアが口を開いた。

「ハイグレ人間サーラとハイグレ人間ノクスの持っていた魔力の抽出は全て完了しました。アクション・ソード及びアクション・ストーンは勇者自身の力に加え、王家と精霊の力によって機能しております。それら2つの力をハイグレ魔王様が掌握されれば勇者レナはハイグレ魔王様に対抗しうる力をほぼ失うことになります」

ソニアは説明をしながらニヤリと笑う。

「レナの……勇者レナの魔力は彼女の希望をエネルギーにして、アクション・ソードによって増幅されているものです。勇者がハイグレ魔王様に屈服し、敗北を悟ったとき、剣の加護は解かれ魔王様のしもべへと生まれ変わります。そして、レグロー全てがハイグレ魔王様の所有物となることでしょう」
  
 説明を終えたソニアは再び床へとおでこをくっつけた。

「その後立派な計画はいつ頃完了するのかしら?」
ハイグレ魔王はハラマキレディースに聞いた。
「ハッ。ただいま術者たちが不眠不休で作業をさせていますので、夜までには全ての作業を終えられる予定です」
 王室の窓からはオレンジ色の夕日が差し込んでいる。

「こんな星に時間をかけていられないわ。さらにペースを上げさせなさい!」
「ハッ! ハイグレ人間ソニア、お前も作業に戻りなさい!」

無様にハイレグ水着にピッチリと覆われた小さなお尻を向けるソニアにリーダーが命じた。

「ハハッ、全ては偉大なるハイグレ魔王様の為に!」
 そう言ってソニアは立ち上がる。
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!」
 間髪入れず素早いハイグレポーズを捧げた。
「「「ハイグレッハイグレッハイグレッ」」」
 後ろに控えるハイグレ人間たちも続いてハイグレの大合唱が王室に響き渡った。

「ハイグレェ、ハイグレェ、ハイグレェ、ハイグレェッあうっ」
「うわあああ!? うぎゃっ」

 ハイグレ魔王のしもべたちが幸福なひと時を噛み締めているとき、招かれざる客が天井から降ってきた。きている服や装備を見るだけで辟易する存在が突然目の前に現れたのだ。
「エレスと……勇者レナ!?」




「勇者レナ!?」
 レナは当初の予定とは大幅に狂ってしまったが、なんとかレ彼女はレグロー城へとたどり着くことに成功した。
 頭から床に墜落して、体を丸めて痛がる少女を見て、ハイグレ人間たちが身構える。

「ハイグレェ、ハイグレェ、ハイグレェ、ハイグレェ」

 ピリついた緊張感を壊すハイグレ人間が1人。勇者を足元に置いて少女はハイグレポーズを繰り返していた。

「エレス……? 見たところハイグレを着ているけれど、勇者をここへ運んだのはキミなのかい?」
 ルルが聞いた。
「ハイグレェ……ハイグレェ……ハイグレェ……」
 エレスは質問に答えることなく、苦しそうにハイグレポーズを続けている。

「静粛にしなさいエレス。神聖な王室、それも偉大なるハイグレ魔王様の御前ですよ」
 ルーナが厳しい口調でエレスに言った。

「はぅ……」
 エレスはハイグレをやめた。打ち付けた頭を押さえながらもを自分のことを見つめるレナと目があった。
「エレスちゃん……」
「勇者様……ごめんなさい……私……レナさんのこと……守れませんでした……」
 目を真っ赤にして涙を溜めながらエレスは謝った。
「ダメだよ……謝らないで……諦めないで!」
 よろけながらもレナは立ち上がる。
「はい……そうですよね……私、諦めません! あんな恥ずかしいこと……したくないッ!」
 エレスはハイグレ魔王の座る玉座へと体を向ける。両手のひらを胸の前で縦にやさしく合わせると、白く淡い光があふれ出た。
「ハイグレ魔王に……みんなを……この世界を……好きには……させな」
「おだまり!」
 ハイグレ魔王による鋭い一喝。エレスは言葉を言い切る前に固まってしまった。後ろに控えるハイグレ人間たちも全てを捧げた主君の怒声を聞き本能的に凍りつく。

「あたしはハイグレ魔王! この世界の支配者!」

「ハイグレ魔王様……この世界を……支配……」
 耳から侵入した言葉が脳内を駆け巡ってエレスの口からこぼれ落ちる。
「ううぅ……私は……私は……」
「あんたはハイグレ人間。あたしのし・も・べ」
「ああぁ……ハイグレ魔王様ぁ……」
 エレスはレナを見た。目があった瞬間に堪えていた涙が溢れた。一筋の雫が頬を伝い床に落ちると、エレスは再びハイグレ魔王へと視線を戻した。

 魔力を溜めていた両手を解き、だらりと真っ直ぐ下に垂らす。

「あら。まだやることが残ってるんじゃないの?」
 ハイグレ魔王は無抵抗になった少女に聞いた。少女はこくりと頷いた。

「心得ております。ハイグレ魔王様」

 キリっとすっきりとした表情になった少女は、着ている黒いハイレグ水着を強調するように深いガニ股になる。ハイグレ魔王へ攻撃を加えようとしていた両手を股間へとセットした。

「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
 3回ハイグレポーズを行った。

「ホホホ。初めてのハイグレのお味はどうかしら?」
「はい! 偉大なるハイグレ魔王様へとハイグレを捧げることが出来て感無量です! ハイグレッハイグレッハイグレッ」
 未知の快感に夢中になるあまり、口からヨダレをだらしなく垂らしながら答えた。

「ハイグレ魔王様はこの世界の支配者。つまりハイグレ人間の支配者。ハイグレ人間エレスは私の支配者であるハイグレ魔王様へ永遠の忠誠を誓い絶対服従致します! ハイグレ、ハイグレ。ハイグレェ!」
「よろしい。これからはしっかりとあたしのために働くのよ」
「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレェ」
 エレスはこれまでに見せたことのない笑顔で隷属宣言を行うと、ハイグレ人間として列の一部へと加わった。すみやかにリンの隣に並ぶ。

「アンタ早く喋れるんじゃない」
「ハ、ハイグレ魔王様の御前だったので……緊張したら早口になってしまいました……」
 リンの言葉にもじもじと内股になりながらエレスが答えた。
「ああ。そう……」
 リンは深く追求はしないことにした。
「それにハイグレは神聖な行為ですので、恥ずかしがっていたらハイグレ魔王様に失礼です」
「アンタのハイグレとっても良かったわよ。レナもハイグレの素晴らしさを早く理解してくれないかしら」
 リンのため息が向かう先に立つレナは、ハイグレ魔王へ向けてアクション・ソードを構えていた。

「この子はあたしの獲物だから手をだしちゃダメよ」
 勇者レナと対峙するハイグレ魔王が命じる。

「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」

 本来ならハイグレ魔王の盾になることも厭わない下僕たちは、命令に従う意のハイグレを行う。しかし、レナにとってはかつての仲間たちの変わり果てた姿を見せつけられるだけで十分なダメージだった。ついさっきまで仲間だったエレスも息のあったハイグレポーズをリンの横で行っている。自分を勇者として送り出してくれたルーナも、再会を望んでいたサクラもツバサも目の前にいるのに、とても遠く感じられる。この距離を縮めるためには目の前の敵を倒すしかない。ハイグレ魔王の言葉がどこまで本当かはわからないが、これ以上誰も傷つけたくない。

「みんなに手を出させないのは本当?」
「ええ。女と女の約束よ」
 仮面ごとハイグレ魔王は頷いた。
「わかった。それじゃあ行くよ!」

 自分を信じてハイグレ人間になった仲間たちのためにも負けるわけにはいかない。

「やあああああああ!!」
 レナは力強く床を蹴ってハイグレ魔王へと飛び掛った。


次回最終話(予定)
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No title

乙です

裸足で行動してるの良いですわ。(水着以外いらない派)
そして息をするように自然に原作シーンを入れてくる…流石原作スキー。
跪くシーンの描写が良くて私もちょっと動画にしたくなったぜ。(作れるとは言ってない)
次回も楽しみにしてます。
( ゚Д゚)ガンバレー

感想

七夕が終わったと思ったら次はお盆ですよ!
1年が早く感じますね!
次回最終回(予定)期待しているので頑張って下さい!では
ハイグレ魔王様に栄光あれ!

感想

エレスがハイグレ人間になってしまいましたね~
ハイグレ繭は急な思いつきの小説です光線銃での洗脳が一般的ですがこんな洗脳方法はありかなと思って書いていました。
最近あつかったりしましたけどお体の方は大丈夫ですか?
熱中症になっていませんか?私は大丈夫です!
次回最終回(予定)頑張って下さい!
ではまた次回に!

No title

一時的に気を保つ精神性を見せるも魔王様の御前でそれが持つはずもなかったってのがいいですねぇ
そして最終局面交わされる約束、守られる気が一切しないぜ(魔王様に失礼)

Re:

>重金属さん
コメントありがとうございます
研究所で整列時にまつざか先生の靴を脱がせたハラマキレディー様有能(何
隙あらば原作ネタの精神で頑張っております。気づいてくれるのホントうれしい(*´Д`*)
本来ならハイグレポーズがすべての忠誠を誓う行為を補ってくれるのかもしれませんが、それプラス従来の服従を示すポーズが足されるとさらに興奮するよね。動画みたい動画見たい動画みたい(殴
重金属さんの制作中の作品も楽しみにしながら最終話を試合げたいと思います(`・ω・´)

Re:

>ハイグレ人間Rさん
コメントありがとうございます
気づいたらお盆でしたね…時が過ぎるのは早い…まだまだ酷暑は終わらなそうなの体調にはお気をつけください
いよいよ最終話(予定)になりました!暖かいご声援ありがとうございます!
ハイグレ魔王様に栄光あれ(*´Д`*)

Re:

>パンスト兵1206さん
コメントありがとうございます
エレスちゃんもハイグレには勝てませんでしたねえ…(*´Д`*)
コメント返信が遅くなってしまいましたが体調はおかげさまで良好です。ありがとうございます!(`・ω・´)
まだまだ暑い日が続くようですので、お互い体調には気をつけていきましょう!
最終回(予定)頑張りますので、ぜひ投稿した際にはお読みください!

Re:

>akarikuさん
コメントありがとうございます
直前に行ったレナとの誓いも即反故にしてしまう魔王様の眼差しの恐ろしさですね
あっけなく精神が崩れ堕ちちゃうのは中々に無様かなあと思ったり…
女と女の約束は絶対ですから魔王様ならきっと守ってくれるでしょう(*´Д`*)(蹴
プロフィール

ぬ。

Author:ぬ。
本家でもちょっとだけ活動させて頂いてました。初のブログですが色々とチャレンジしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。ハイグレ、ハイグレ、ときどきアップル。あと野球。

※こちらに投稿作品をまとめてあります。こ利用ください
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