ハイグレクエスト 第10話


毎度ありがとうございます。ぬ。です
この記事が投稿されているということは、ぬ。は無事に旅行へと出発したということですね

まあ、そんなことよりもハイグレクエストの9話をお読みいただきありがとうございました
コメントも頂けて励みになります

今日はこどもの日ということで、それらしい内容にもなっているかなあと偶然ですがそう思います
そんなわけで、どうぞ( ・`ω・´)








 魔力が渦巻く時空のトンネルを抜ける。真っ暗な空間は、埃っぽくカビクサ臭かった。暗くて見ることは出来ないが、レナの両手はしっかりと仲間に握られていた。室内が少しだけ明るくなる。どうやら夜が明け始めたようだ。
 エレスとソニアの顔が見えた。少し期待したけれど、やっぱりリンとルルの姿はなかった。
 部屋には背の高い本棚がずらりと並んでいる。ワイン色の絨毯は驚くほどふかふかしていて、寝転がったら気持ちが良さそうだ。スノー学園の図書室はレナのよく知る中学校のそれとは似ても似つかないくらい豪華で広大なものだった。棚には分厚い本がたっぷりと詰め込まれていたが、背表紙に書かれている文字すら読めず何が書いてあるのかレナにはさっぱりわからなかった。

「すぐ戻るからレナはエレスと一緒にいてね」
 ソニアは手を離すと、慣れた様子で薄暗い図書室を駆けていく。
「よしここだ。あったあった」
 迷うことなく辿り着いたソニアは1冊の分厚い本を抱えて戻って来る。懐かしい友達に出会ったかのように目を輝かせながら、ふかふかの絨毯の上にドスンと本を置いて広げる。
「この本の1024ページに……あったここだ」
 ちょうど真ん中あたりを開く。そのページを改めて確認したソニアは確信したようにくるりと本の向きを変えてレナへと見せた。

「これは……?」
 レナと一緒に覗き込んだエレスは首をかしげる。
 
「すごい。これ私の世界の言葉だよ!」

 レナは興奮気味に本を引き寄せて懐かしい文字を読み込んだ。

「レナさんの世界の言葉がこの本に……?」
 奇妙な出来事に怯えながらエレスが聞く。
「前にこの本を読んだ時も同じ文字が書かれてた。この図書室でその文字が書かれていた本はそのたった一冊だけ。きっと勇者のために残された何かが記されているはずなんだ」
 ソニアは集中して本を読み続けるレナを見つめる。
「なんて書いてあるの?」
「よくわかんない」
 レナがとびっきりの笑顔を込めて顔を上げた。

「なるほど。よくわか……え?」
「いやあ、なんだか言葉が難しくてさ」
 唖然とするソニアに勇者の弾ける笑顔が降り注ぐ。
「そっかあ……そうだよねえ……難しいよねえ……」
 ソニアからも乾いた笑いが漏れた。

「あの、文字は読めたんですよね? えっと……読み上げて貰えれば、意味は私とソニアさんも一緒に考えられると思います」
「ナイスアイデアだよエレス! レナちょっと読んでみて」
 ソニアの目に希望の光が宿った。

「うん。わかった」
 再びレナは本へと目を落とす。

「ええっと『月の神殿に封印されし退魔の剣』これってアクション・ソードのことだよね。それから『退魔の剣を手に入れし勇者よ』わあ、これって私のことだよね。自分の世界の言葉で勇者って改めて書かれると照れちゃうな」
「ごめん、もうちょっと普通に読んで。全然頭に入ってこない……」
「あ、うん。わかった」
 大きく頷くとレナは再び蔵書に視線を向ける。

「では改めて……『退魔の剣を手に入れし勇者よ。現状でも剣は他を凌駕する力を持つ。しかし、魔王を討つには剣の力を最大限に引き出さねばならない。賢者の石の力を退魔の剣へと宿すのだ』って書いてあるよ」

 ソニアとエレスは顎に手を当てて記憶を巡らせる。

「賢者の石……そんなものは聞いたことがないな」
 隣のエレスも同様のリアクションをしていた。もちろんレナにも心当たりはない。

「ほ、他に場所とか書かれていたりしませんか?」
 エレスが聞く。

「最後に『賢者の石の在り処は勇者のみが知る。石の真の名を知った時、おのずと開かれるだろう』って書いてあるけど……賢者の石なんて聞いたことも……あれ、小さな文字でまだ何か……『石の名はアクション・ストーン』アクション・ストーンも聞いた事もごも……もご?」

 突然レナの口の中に異物が出現した。
 舌の上でカラカラと転がしてみる。ビー玉くらいの大きさの球体だ。歯ざわりはとても固い。飴玉のようだけど味はない。堪らずぺっと手のひらに吐き出す。飛び出してきたのはピンク色に輝く小ぶりな宝石だった。

「すごい……すごいよレナ! それがアクション・ストーンだよ!」

 キラキラと瞳を輝かせてソニアがぴょんぴょんと跳び跳ねる。レナはまだ半信半疑のまま手のひらに乗るアクションストーンを見つめた。

「それをアクション・ソードにセットすれば真の力を発揮できるってあの本にッ危ない!!」
「ぐはあッ」
 説明の途中でソニアはいきなりレナのお腹にタックルしてきた。クリティカルヒットしたレナはソニアを抱きかかえた状態で絨毯の上に背中から倒れた。目の前に広がった天井をピンク色の光が横切っていった。ソニアはすぐに起き上がり反撃の体制に入った。光線が発射された場所から距離を取るために反対側へと移動する。レナはエレスと共に本棚を背にして攻撃に備えた。レナはポケットにアクション・ストーンをしまって両手でしっかりと剣を握る。

「キャッ!?」

 ソニアの悲鳴が聞こえた。光線が発射された形跡はない。レナが慌てて彼女を見ると何者かに羽交い締めにされていた。
 黄色いハイレグ水着にクルクルと巻かれた金髪。レナはこの容姿の人の名前を聞いたことがあった。

「シルヴィア先輩……」

 ソニアが弱々しくハイグレ人間の名前を呼ぶ。シルヴィア……学校が襲撃された日にリンと戦ったという高等生だ。リンから聞いて想像していた人よりも背が大きくてスタイルがよかった。そして優しそうだった。

「ソニアさん。先輩はいらないって言ってるでしょ。私たちは同級生なんだから」
 両腕でしっかりとソニアをホールドしながら微笑む。

「でも大丈夫よ。あなたもハイグレ人間になればハイグレ魔王様のもとに真の平等な存在になれるんだから」
 穏やかにサラッと物騒な発言をするシルヴィア。その間も拘束を振り解こうともがくソニアを笑顔でガッチリと固めている。

「年上でも年下でも、かつて敵対した者同士でもハイグレ人間になったらみんな平等なのよ」
 その言葉の直後、笑顔を作りながらもシルヴィアの目が鋭くなった。
「そうでしょう? リンさん」
 聞き慣れた名前を呼ぶシルヴィア。

「はい。シルヴィア先輩」という返事とともに数分前に光線が放たれた場所の影から1人の少女が現れた。

「私はハイグレ人間リン。ハイグレ魔王様へ忠誠を誓ったしもべよ。ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」

 純白のハイレグ水着を着たリンは、レナたちへと向けて誇らしげな顔でハイグレポーズを行った。右手には杖でなくハイグレ銃が握られている。

「リンちゃんそんな……」
 仲間の変わり果てた姿にレナは動揺を隠せない。剣を握る両手が震えていた。

「最初は嫌だったんだけどハイグレは素晴らしいわよ。これなら学校でおとなしくハイグレ人間にして頂くんだったわ」
 愛おしいように指先で水着の質感を楽しむリン。肩紐から胸、お腹に股間と指を滑らせていく。股の割れ目を数回愛撫して満足すると
「さあ、勇者レナ。あんたもハイグレ人間になりなさい!」
 一切ためらうことなくリンは銃口をレナへと向けてハイグレ光線を発射した。


                                                                                      
「くっ……」

 アクション・ソードを横に一振りしてレナは光線をかき消す。封魔の剣の加護によって並の攻撃は神殿の時のように結界が守ってくれる。

「相変わらず反則レベルの武器ね。でもこれならどうかしら?」

 不敵に笑うリンの腕はゆっくりと角度を変えてソニアへと向けられた。しっかりと照準を合わせて引き金を引く。

「やめて!」

 レナの鋭い一閃が再び光線を消し去る。心臓がバクバクと暴れる。まだ頭の中が混乱している。受け入れがたい現実が目の前に展開されている。それでもレナは戦うことを覚悟した。洗脳されて敵となってしまったリンを倒すために。

「例えリンちゃんでも私の友達を傷つけようとするのは許さない」

 レナはアクション・ソードの切っ先をリンへと向けて構える。

「私と戦うつもり?」

 白いハイグレ人間の問いに静かに頷く勇者。

「じゃあこっちも本気で行かせてもらうわよ」

 リンの目つきが一変した。敵として対峙してみると物凄い威圧感だ。全く隙が見つからない。
 レナへと向けて放たれたハイグレ光線が戦いの始まりの合図だった。レナは剣を水平に構えてシールドを作り光線をガードする。凌ぎ切ったところで反撃の一撃を……。

「って、いない?」
 さっきまでリンが立っていた場所にはすでに誰もいなかった。
「こっちよ」
 リンはいつのまにかシルヴィアの隣に立っていた。動きを封じられたソニアの頬へとハイグレ銃を突き付けている。
「これなら攻撃を弾く前に当たっちゃうわね」
 彼女の言う通りゼロ距離では光線を無効化することはできない。それだけではなくソニアを傷つけてしまう可能性まである。

「ソニア、質問に答えなさい」
「やだ」
 ハイグレ銃を突きつけられながらもソニアは即答で拒否した。

「賢者の石の隠し場所を教えて。ウェート神殿で読んでいた本の暗号解けてるんでしょ?」
 答えを無視してリンが質問をぶつける。


「知らない」
 ソニアも露骨に不機嫌な顔で応戦した。

「私を洗脳して聞くのが一番早いじゃん」
「そうしたらまとめてあいつに全力でぶった切られるだけよ」
 リンは剣を構えるレナを指差しながら言う。リンとシルヴィアでもアクション・ソードの攻撃をまともに受けたら無事では済まない。

「いけませんよソニアさん」
 物陰から新たなハイグレ人間が1人現れた。年齢の割にはピンク色という少々派手なハイレグ水着を着せられた女性。


「ヴェルチ先生、いらっしゃっていたんですか」
 シルヴィアが女の名前を呼ぶ。リンの話にも出てきたベテラン教師だ。そして彼女の担任だった人だ。
「洗脳だなんて野蛮な言葉を使って。私たちはハイグレの素晴らしさを教えていただき、自らの意思で生まれ変わったのです」
 腕を胸の前で組んで生徒を厳しく叱責する。


「ヴェルチ先生……そのお歳で……哀れな……」
 ソニアは変わり果てた先生の姿を見て正直な感想を漏らす。


「私は哀れではありません! ハイグレ魔王様に忠誠を誓ったものは老若男女みな平等にハイグレ姿になるのは当然のことです。ハイグレッハイグレッハイグレッ」
 ヴェルチは誇らしげにハイグレポーズをソニアへと見せつける。レナの位置からは水着からはみ出るお尻が揺れて迫力が増して見えた。




「レナ、私のことは気にしないでいいよ!」
 先生のハイグレを無視して、ソニアがレナに聞こえるように大きな声で言った。
「だからレナ、アクション・ストーンを持ってスノー神殿へ急いで。ルーナ様がそこで待ってる」

 レナはポケットの上から、しまっていたアクション・ストーンの感触を確かめる。

「私が私じゃなくなっても、最後はレナが助けてくれるって信じてるからね!」
 ニコっと笑顔を作る。それから大きく深呼吸をしてからソニアは銃を突きつけられたままリンを睨んだ。
「賢者の石はね、正式名称をアクション・ストーンっていうんだ。残念だったね! 隠し場所どころかアクション・ストーンは既に勇者であるレナの手の中だよ〜」
 ソニアは3人のハイグレ人間を小馬鹿にするようにべ〜っと舌を出した。

「なんですって!?」
 リンはレナを見る。目があったレナはこくりと頷いた。

「アクション・ストーンは手に入れたのは本当だよ」
 レナはピンク色の宝石をリンとシルヴィアに見せた。
「まさか本当に封印を解いてるなんて……」
 シルヴィアも驚きと動揺を隠せない。


「だからソニアちゃんはもう必要ないでしょ? リンちゃんお願い……元のリンちゃんに戻って……」
 レナは目を赤くしながらかつての仲間に訴えた。

「何を言ってるの? ハイグレ人間になっても私は私よ。勇者のお守りなんかじゃなくて、ハイグレ魔王様のしもべとしてお仕えするのが私の本当の使命だったのよ。それと、賢者の石が勇者の手に渡ったと分かった以上ソニアは返せないわ」
 不敵にリンが笑う。その後ろからヴェルチ先生が諭すようにソニアに語りかけた。

「ソニアさん、あなたは学園でもトップクラスの秀才でした。さらに王家の歴史、伝承にまつわる知識も王国の中でも上位に入る。ソニアさんがハイグレ人間、つまりハイグレ魔王様のしもべになれば、勇者とアクション・ソードを打ち砕くアイデアを出してくれるはずです。あなたはハイグレ魔王様、そしてレグロー王国のためにその頭脳を捧げるのです」
「アクション・ソードに対抗できる力はないよ。ハイグレ魔王は勇者レナに倒される運命なんだギャッ!?」
 ソニアが言い終える前に彼女の体を真っ赤な光が包み込んだ。

「偉大なるハイグレ魔王様のお名前を呼び捨てにするなァ!!」
 ハイグレ人間として最大の侮辱に耐えきれずリンが引き金を引いていた。
 光が収まると、オレンジ色のハイレグ水着を着せられたソニアが立っていた。まだ幼い体にも腰まで伸びる鋭いVラインの切れ込みが容赦なく入っている。

「さあ、これで自由に動けるわよ」
 シルヴィアが拘束していた両腕を解放する。ソニアは裸足になった両足をしっかりと床につけると肩幅の広さまで開いた。
「くっ……」
 歯を食いしばりながらも、ゆっくりと腰を落としていき、深いガニ股の体制になった。拘束を解かれた両腕をピンと真っ直ぐ股間へと伸ばす。

「いや……だ……い……や……あ……」
 両腕を勢い良く引き上げた。

「はいぐれぇぇ!」

 子供らしい躍動感のある大きな動きに引っ張られ、股の布もギュッと強く食い込んだ。

「あひっうう……はいぐれぇぇぇ!」

 下半身から登ってくる刺激と体の自由を奪われた屈辱に堪えながら2度目のハイグレを行う。ハイレグ水着の食い込みは更に深くなっていく。

「んふっああ……はいぐれぇ!」

「ソニアちゃん……」
 必死に辱めに耐えるソニアをレナは見つめる。

「はいぐれぇぇぇ! はいぐれぇぇぇ!!」
 ソニアのハイグレポーズの動きはどんどん大きくなっていく。ガニ股は深くなって、腕を引き上げた際の体の反りも強くなる。

「はいぐれぇぇぇ! はいぐれぇぇぇぇ! あぅっ……はいぐれぇぇぇ!!」

 ソニアの悲痛な叫びに耐えきれず、レナは剣を振りかぶった。

「やめてぇぇぇ!」

 攻撃を止めたのは、ソニアの声だった。

「お願いレナ……はいぐれの邪魔しないで……はいぐれっ、はいぐれっ、せっかく気持ち良くなってきたんだから……はいぐれぇぇぇ……こんな気分になったの私初めてなの。はいぐれぇっ」
「ソニアちゃん何を言って……」
 レナの言葉をリンが遮った。

「そうよ。ハイグレはと〜っても気持ちいいのよ。勇者の言葉なんかに惑わされちゃダメ。ソニア、こんなに素晴らしい快楽を私たちに与えてくださったハイグレ魔王様への感謝を込めてハイグレを捧げなさい」

「はいぐれっ、うん……さっきは魔王様のことを呼び捨てしちゃってゴメン。やっと私にもハイグレ魔王様の偉大さが理解できたよ。私たちにハイグレを与えて下さったハイグレ魔王様こそレグローを統べるお方。私たちは支配者であるハイグレ魔王様にハイグレ人間としてご奉仕するために生まれてきたんだね。ハイグレ人間ソニア、精一杯ハイグレ魔王様のために働かせて頂きます! ハイグレェェェ! ハイグレェェェェ! ハイグレェェェェェ――」
 ハイグレ魔王への服従を宣言した直後、ソニアはガニ股のまま力なく後ろに倒れた。股間からブシュブシュと濃密な液が吹き出しハイレグ水着から溢れた。

「あらイっちゃったのね。もっと抵抗するかと思ったけど案外あっさりと受け入れたわね」
 リンは笑顔で果てているソニアのほっぺをツンツンと突ついた。しかし「うひひ」という声以外に彼女からリアクションは返ってこなかった。
「寝かせておいてあげなさい。この子にはたっぷり働いてもらいますから」
 ヴェルチがソニアの食い込んで乱れたハイレグを優しく直した。


「……さない」

「何か言った?」

 リンが視線を上げた時には、すでにレナはピンク色の宝石をアクション・ソードへとセットし終えていた。

「ハイグレ魔王を私は絶対に許さない!」

 レナは力任せにアクション・ソードを持ち上げた。涙で濡れた目が鋭くリンを睨んでいる。真の力を取り戻した剣は勇者に掲げられて神々しい光を放つ。鋼の部分が濃厚なピンク色に染まり、アクション・ストーンのように輝いている。
 レナは新生アクション・ソードを乱暴に大振りする。後のことなんて考えていない。振り抜いた後に隙が出来たとしても構わなかった。怒りを目の前のハイグレ人間たちにぶつけたかった。凄まじい衝撃が音と振動になってレナにも伝わる。図書室の本棚という本棚が吹き飛ばされ、飛散した蔵書のページがひらひらと宙を舞っている。普段なら驚いて腰を抜かしてしまうところだが、レナはひるむどころかリンとシルヴィア、ヴェルチを探していた。そして捉えた。3人は壁まで弾き飛ばされて倒れていた。絨毯に横たわる体の上には飛び散った本の切れ端が積もっている。抵抗できないハイグレ人間に対し、レナは最後の一撃を与えるために振り被る。縦の一太刀。これで終わりだ。

「ダメッ!」
 何者か突如飛びつかれて、あと少しのところでレナは床に倒れた。急いで体勢を立て直し、予期せぬ妨害者に対しレナは剣を向けた。

「エ、エレスちゃん……!?」
 切っ先の向こうには仲間の姿があった。一緒に倒れていたのはエレスだった。白いローブが埃で汚れてしまっている。

「これ以上やったら4人とも……ほら、見てください」
 エレスに促され、ルンもハイグレ人間を見る。

 白いハイグレ人間がオレンジ色のハイグレ人間を庇うように覆いかぶさっていた。

「リンちゃん……」
 
 相変わらずノビているソニアの体の上で気を失っているリン。2人の姿を見つめるレナの目はいつもの穏やかなものに戻っていた。


「2人とも絶対に私が助けるから。もう少しだけ待っててね」


「約束の時間を過ぎてしまいました。スノー神殿へ向かいましょう」
「うん」

 レナとエレスはギュッと手を繋ぎ、静かに図書館を後にした。




つづく


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感想

この話は何話くらい続きますか?
リンちゃんとソニアちゃん洗脳されちゃいましたね。
次回が気になります。
頑張って下さい。
ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!

Re

>ハイグレ人間Rさん
コメントありがとうございます
やっと3人目です
今も書き続けていますので何話で終わるというのは現時点では正直なんとも言えません
もう少しお付き合いいただけたらと思います(`・ω・´)
プロフィール

ぬ。

Author:ぬ。
本家でもちょっとだけ活動させて頂いてました。初のブログですが色々とチャレンジしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。ハイグレ、ハイグレ、ときどきアップル。

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