【第4回】こちら葛飾区亀有公園前派出所「ドキッ!?ハイレグだらけの慰安旅行の巻②」





こんばんわ〜
予定通り第2話を投稿できて一安心です
短い内容でガッツリ感は薄いかもしれません。でもジャンプってそんなもんでしょ?
まだまだ導入部分ではありますがどうぞお楽しみ下さい(`・ω・´)






 麗子が亀有公園前派出所にやってきたのは、すっかり日も落ちて、街のBGMがセミから羽虫の鳴き声にバトンタッチされた頃だった。彼女はトレードマークのピンク色の派手な制服姿でやってきた。
 派出所の当直は両津1人で、仕事もそこそこにカメラの手入れに熱中していた。望遠レンズを置くと、超望遠レンズを手に取る。
「両ちゃん」
 名前を呼ばれてやっと彼女の存在に気づいた両津が顔を上げる。しかし、慌てる様子はない。麗子を見る前にまず壁掛け時計を確認する。
「もうこんな時間か。奥で待ってろ」
「わかったわ」
 麗子は頷くと、1人休憩室へと向かった。
 部屋の中へと消えていく彼女の姿を両津は睨みつけるように観察してからニヤリと笑う。レンズを防湿ケースへ放り込み、カメラ片手に自らも休憩室へと入って行った。




 部屋の中では麗子が正座をして座って待っていた。テーブルを挟んで向かい側に両津が腰を下ろして大きくあぐらかをかく。
「ちゃんと持ってきたんだろうな?」

 両津が手を出すと、麗子はポーチの中から小さなチップを彼の手に乗せた。
「小町ちゃんの机の引き出しの中に隠しておいたの」
 両津はすぐにカメラに挿して確認をする。

「よし! データも全部無事だ。よくやったぞ麗子」
「他でもない両ちゃんの頼みだもの。これくらい当然よ」

 両津のカメラの液晶ディスプレイに表示される婦警たちの水着姿を一緒に見ながら麗子は笑顔で答える。
「そうか。ワシのためなら何でもするか?」
「もちろんよ。私にとって両ちゃんは神様みたいなものだもの」
「ははは。なんか本当に神になった気分だよ」
 勝ち誇って笑う両津をうっとりとした顔で麗子は見つめる。

「お茶でも飲む?」
「ああ、頂こう!」
 麗子はスッと立ち上がり、給湯室へと向かった。あの麗子が正義を曲げ、仲間を裏切ってまで自分のために鼓動している。両津は絵崎の水着の効力を確信した。気分良く彼女の淹れてくれたお茶を待つ。




 しばらくして湯呑みを盆に乗せた麗子が戻ってきた。
「お待たせ!」
「な、なんて格好をしてるんだ!?」
 両津はびっくりしてひっくり返りそうになった。麗子はいつの間にか制服を脱ぎ捨てて、ピンクのハイレグ水着1枚になっていた。
「あら、両ちゃんがプレゼントしてくれたんじゃない」
「そ、それはそうだが……」
 口を開けて見上げる両津へお茶を差し出すと、麗子は真剣な顔つきになって姿勢を正した。
 次の瞬間、膝を曲げてガニ股になってコマネチのような動きを3回繰り返す。

「ハイグレッハイグレッハイグレッ」

「ぶはっ!?」

 麗子の突然の奇行に両津は口に含んだお茶を全て吹き出してしまった。
「何をしているんだ!?」
「何ってハイグレよ。ハイグレッハイグレッハイグレッ」
 涼しい顔で当然のように麗子は再び3度同じ動作を行った。

「あのトンデモ教授……なんて副作用を……」
 両津は落ち着くためにお茶をすすって、今後の作戦を考える。謎の動作はきになるが、麗子が自分に服従していることは間違いない。この副作用を抑えるために水着を脱がせるわけにはいかない。
「麗子、人前で勝手に水着姿になるんじゃないぞ。そのポーズはワシの前以外では禁止だ。これだけは絶対に守れ」
「え〜……こんなに気持ちいのに……でも両ちゃんの命令は絶対だから我慢するわ」
 水着の効果は絶大だった。ハイレグ水着を着せている限り、麗子はもう両津に逆らうことはできない。

「それじゃあ本題だ。麗子は今回の慰安旅行の幹事だったよな?」
 麗子がこくりと頷く。ハイレグ姿のまま座布団の上にちょこんと座っている。
「場所をハワイからここに変更してほしい」
 テーブルに置かれた一冊のパンフレット。貸切の南国プライベートビーチという大きな見出しが躍っている。
「今からだと違約金が発生しちゃうけど……」
「そうか……」
「全員のキャンセル代と新しい旅行先の費用……数千万くらいで済みそうね」
「え……?」
「みんなには内緒にして、両ちゃんが安い穴場を教えてくれたことにしていておくわ」
 頼まれなくても献身的に計画の障害を取り除いていく。
「あの……」
 ひとつ目の話が片付いてから切り出す予定だったが、麗子の全面的な協力であっさりと解決してしまったため、なんだかさらにお願いする事が申し訳なくなってくる。しかし、本当に重要な話はこれからだ。
「その……これもあいつらには内緒で……向こうで水着の撮影会をやりたいんだけど……」
「私はいいけど、みんながOKするかはわからないわよ?」
「そんなことはわかっているよ」
 麗子の参加は確定した。この水着を着た女は水着撮影の命令も拒否できない。満を持して両津は麗子に命令を下す。
「お前が着ている水着をやつらにも着せるんだよ。旅行前にあと数着用意できるから頼んだぞ」
「私がみんなに水着を着せるの?」
「ワシがやったら犯罪だろうが」
 誰がやっても犯罪だし、現時点ですでに重罪な気もするが、ここで動揺してはいけない。両津は自分に言い聞かせる。麗子は絶対に自分に逆らえない。
「いいか、お前があいつらに水着を着せるんだ」
「わかったわ」
 麗子は即答だった。
「水着が用意できたら教えてちょうだい。必ず成功させてみせるわ」
 すでに善悪の基準よりも両津の命令の方が優先されるようになってしまった麗子に断る理由はなかった。彼の命令通りに動くことに疑問すら思い浮かばない。
「全員分用意できるのは出発ギリギリになるだろうから、着せる相手は慎重にこっちで選ぶ」
「わかったわ!」
 話が終わると両津は麗子に服を着るように促す。麗子は名残惜しそうにハイグレポーズを行ってから、制服姿に戻った。その格好でも再びハイグレポーズを行う体制に入るも両津に止められ、少し寂しそうに麗子は派出所を後にした。


つづく
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非公開コメント

No title

こんにちは、こちらでははじめましてになるかと思います。
先週に引き続き、脳内再生余裕な力作お疲れ様でした。
あの麗子が一片の迷いもなく服従し、自らハイレグ姿で畳敷きに正座なんて興奮しないはずがないでしょう!
両津のチョイスが誰になるのかワクワクしながら次回を楽しみにしていますね♪

Re

>牙蓮さん
コメントありがとうございます!
ようこそ我が城へ(黙
予約投稿のおかげで無事に今週も投稿することができました…
常識人が根本から壊れてしまうというのは興奮しますよね!
あとは反抗的な人が従順になったりというのも…次回も是非お読みください!
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ぬ。

Author:ぬ。
本家でもちょっとだけ活動させて頂いてました。初のブログですが色々とチャレンジしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。ハイグレ、ハイグレ、ときどきアップル。

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