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クレヨンしんちゃん ハイグレ魔王とシモベたちの逆襲! 第8話

毎度ありがとうございます。ぬ。です
いつもシモベたちの逆襲をお読みいただきましてありがとうございます
Twitterなどで多くの方が考察をして下さり、楽しみながら続きをお待ち頂けているようで嬉しいです
アンケートなどはぬ。も結果をワクワクしながら見させてもらってます
「#シモベたちの逆襲」というハッシュタグも作って頂いて、見つけた瞬間から勝手に便乗して使わせて頂いてます(笑)

さて、今日は我々ハイグレファンにとって記念すべき日であります
映画・クレヨンしんちゃん アクション仮面vsハイグレ魔王の公開記念日です!
まさに原作SS書きのぬ。にとっては1年で最も大切な日といっても過言ではないわけであります
年に1度のお祭り。テンションも上がってキャラも変わります。変わらざるを得ません

この日に相応しい内容の話にするようじっくり温めてきました
何も起きない日常回読む側からするとイマイチ盛り上がらない説明回、6月の更新分は2回とはいえ正直薄味と言われても仕方のない展開だったかなと思います

第2部、ここからが本番です
今宵は男性注意ならぬ【女性注意】ですよ
シモベたちの逆襲の始まりだあ( ・`ω・´)











 野原一家の朝は早い。野原家のある春日部から北春日部6号のある鍋洗海岸までは車で約2時間。前回のように渋滞に巻き込まれないように早朝に出発することにした。

「「「「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」」」」

 しもべたちは、寝室で支配者へ出陣の挨拶を行う。転向した日からずっと着続けているハイグレの上に今日は洋服を着ている。数日前までは当たり前のように身に纏っていた洋服を着るよう命じられた時は、露骨に嫌な顔をしながらも支配者の命令には絶対服従。すぐに服を着たハイグレ人間たち。窮屈な洋服の姿でさらに3回ハイグレを行う。

「「「「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」」」」
 ハイグレの上に余計なものをどれだけ身に付けていても、一番下で素肌に密着しているハイグレから伝わる刺激を妨ぐことはできない。4人は最下層のしもべとして、どんな姿になっても主君であるハイグレ魔王へと忠誠を誓い続けた。





 まだ太陽が昇らないうちに野原一家は愛車へと乗り込んだ。ドアを閉めてルームミラーを調節する。サイドミラーを合わせてシートベルト……の前に服の下にあるハイグレの具合を調節する。肩紐からお尻の食い込み、チンポジを合わせると、シートの位置を微調整する。
「よし!」
 満を持してシートベルトを締め、キーを回しエンジンを始動させる。キュルキュルとセルが回り、ブルルンとエンジンが唸った。
 わずかに空が明るくなりはじめた。目指すは太陽と海が待つ鍋洗海岸へと勢いよく車を発進させた。空には雲ひとつなし。道はガラガラ。とても気持ちの良いドライブ日和だ。快調に車を飛ばしていく。ハンドルを握りながら空に目をやると、これから始まる地球の命運を賭けた作戦への緊張が少し和らいだ気がした。




 低くオレンジ色だった太陽は、海岸に到着する頃にはかなり高いところまで昇り、肉眼では直視できないほど眩しく輝いていた。それでもミミ子と約束した時間よりはまだ1時間以上もあった。受話器の向こうで予定の時刻になったら施設の外で待ってると言っていた彼女の姿は当然ない。作戦通りだ。砂浜に車を停めると、ひろしたちは手際よく車外へと出た。音を立てぬよう優しく静かにドアを閉める。

 遠くからでもはっきりとわかる砂浜に建立つ巨大なアクション仮面像。サーカスでも行われるかのようなカラフルなテント。ここへ来たのが昨日ではないのかと錯覚するほど1年前と辺りの様子はまったく変わっていなかった。砂を踏みしめ、野原一家はゆっくりと慎重にテントの奥へと進んで行く。この奥に時空移動マシーンである北春日部6号があるはずだ。
 しばらくしてピンク色の丸い巨大な機械が見えてきた。ピンク色の表面にローマ字で『KITAKASUKABE No.6』と刻まれているのがわかる。所々にゴツゴツとした突起があり、中央にシャッター付きの入り口があった。シャッターはもちろん今は閉じられている。堂々と鎮座するマシーンとの距離を縮めるために、砂浜に不規則に設置されているカラフルなのパーテーションの陰に隠れるようにして進んで行く。同じ体勢で、みさえたちもひろしに続いていく。伏せながら目標に対しジグザグに進んで行くので、どうしても時間がかかってしまうが作戦の成功のためなら仕方ない。慣れない体勢に悲鳴をあげる体にムチを打って慎重に進んで行く。

「――ちらミミ子」

 僅かに少女の声が聞こえた。『助けてアクション仮面』でお馴染みの甲高い良く通る声だ。ひろしは後ろから続く家族へ手をかざしてストップの合図を出す。砂浜に伏せた状態で彼女の声に両耳をはじめ全神経を集中させる。額から吹き出した汗は、鼻を伝って顎に到達すると砂の上に落ちて吸い込まれていく。動きにく原因を作っている久々に着た服も汗で襟や脇が濡れている。当然内側のハイグレはピッチピチになって体へと貼り付いていた。





「北春日部6号のメンテナンス完了。いつでも稼働OKよ」
『了解。こちら側も準備は整っているわ。しんのすけくんたちも予定通り到着予定よ』
 全く同じ声で返事が返ってくる。リリ子の声だ。声だけを聞いているとミミ子が1人で喋っているような感覚に陥りそうになる。

「……ねえリリ子。やっぱり私は反対よ。いくら恩人とはいえ民間人をそちら側へ連れて行くのは危険過ぎるわ!」
 リリ子の名前を呼んだことから、声の主がミミ子だとわかった。声の順番がわかれば会話の流れを掴むのは容易だ。

「そのためにしっかり対策を取ることになったでしょ。北春日部博士も言っていたじゃない。野原さんたちなら大丈夫よ」

「うん……そうね、わかってるわ。ごめんなさい。でも、結果次第では……」

「ええ。確実に身柄を確保。逃がさないように細心の注意を払うのよ」

 ひろしたちが上手くいってると思われていた作戦は、どうやら双子にはバレバレだったようだ。自分たちが更にその先を行っているとはいえ、周到に対策を練っていたことは敵ながら天晴れだ。

「まず、必ず最初に北春日部6号に誘導して閉じ込めること。反応が出た場合はブザーが鳴る仕組みになっているわ。その場合は催涙ガスが噴射される」
「北春日部6号は中からは開けることはできない。ガスを十分に吸って行動不能になったところを私がトリモチガンで拘束すればいいのよね」

 前言撤回。予想を遥かに上回るかなり物騒な作戦だった。小学生の女の子同士の会話とは到底思えない言葉がいくつも発せられている。うっかりあの中に入ったら一網打尽にされるところだった。

「野原さんたちを疑うわけじゃないのだけれど……ミミ子、気をつけてね」
「了解。また動きがあったら連絡するわ」
 無機質な機械音が鳴った。通信が切られた合図のようだ。

「ふう〜……」
 ミミ子が大きく息を吹き出して、端末に両手を付いた。

「ハイグレ人間のフラッシュバック問題がまだ未解決だってのに……まったくリリ子もお人好しなんだから……」

 小さい背中をアイロンがしっかりとかけられたセーラー服が覆っている。こちらが心配になるくらい隙だらけだった。砂浜のおかげで足音も消され、背後に回られていることに全く気づく様子はなかった。
 ひろしが背中にハイグレ銃の尖った銃口を突き立てる。子どもらしく無駄な肉のないスレンダーな体型のためコツンと背骨に銃の先が当たる。
「ッ!?」
 ビクッと反応したミミ子は全てを察したように固まった。
「す、少しでも動いたら撃つ」

 ひろしが声を震わせながら言った。胃が口から飛び出そうなくらい緊張と興奮が体を支配していた。ミミ子には指一本動かすことすら許すわけにはいかない。向こう側の地球に通報されてしまったら作戦が全てが台無しだ。


「やっぱりハイグレ人間の記憶が戻っていたのね……」
 声の主が野原ひろしだと気付いたミミ子は、後ろを振り向くことなく言う。
「ハイグレ人間としてハイグレ魔王様のために全てを捧げることこそが地球人のあるべき姿だって思い出したんだ。さあ、向こう側の地球に連れて行って貰おうか」

「絶対に嫌よ!」
 心臓はバクバクと高鳴っていたが、緊張に飲み込まれるわけにはいかない。これは地球を救うための戦いなのだ。

「返答はハイグレ銃を浴びてから聞くことにしよう」
ひろしは引き金に指をかける。


「あなたがハイグレ銃を持ってるわけがないわ。いくらハイグレ人間の記憶が戻っていたとしても、私にそんなハッタリは通用しないわよ! 絶対に向こうの地球へは行かせないわ!」
「ハッタリかどうかは自分で確かめてみるんだな!」
 ひろしは一切ためらうことなく引き金を引いた。
 ゼロ距離でミミ子の背中へとハイグレ光線が背中へと注がれる。
「ああああああああああああああああ!?」
 ミミ子はピンク色の閃光に包まれ悲鳴をあげた。
 手は配電盤から遠く離れていき、ピンと左右に伸ばすと、大きく開いた脚も相まって無抵抗な大の字になった。











 「え、桜ミミ子を……?」
 昨晩、跪いてハイグレ魔王から作戦の説明を受けていたひろしが思わず聞き返した。
「そうよ。あの双子は鼻が利くから必ずお前たちを疑っているはず。だから奇襲をかけるのよ」
 実際に前回はリリ子に計画を狂わされた。用心するに越したことはない。
「ホホホ……そして……その有り余る警戒心をた〜っぷりと利用してあげなさい」
 ハイグレ魔王は楽しそうに笑う。
「ここをクリアすれば今回の作戦の4割は成功したも同然よ。必ず桜ミミ子にハイグレを着せて、アタシのシモベにするのよ!」
「ハッ、必ずや桜ミミ子をハイグレ魔王様のシモベに! ハイグレッハイグレッハイグレッ!」
 ハイグレ魔王は、ハイグレを着たシモベに笑顔で命令して、シモベは支配者へ熱意のこもったハイグレで返した。






 ひろしはハイグレ魔王から受けた命令を見事に遂行した。
 激しい点滅を繰り返してミミ子の身体を覆っている閃光は徐々に弱くなっていく。光線をゼロ距離で浴びたミミ子の背中にはピンク色のハイレグ水着の生地がピッチリと貼り付いていた。ターゲットがハイグレ姿になったことを目視で確認しても、ひろしは銃口を背中から離そうとしなかった。最後まで、この子がハイグレ魔王へ忠誠を誓う言葉を口にするその瞬間まで気を緩めるわけにはいかない。ピンク色の薄い生地越しに銃を突きつけられたままミミ子は四肢を広げて悲鳴を上げ続ける。
 光が大気に吸い込まれるように消えると、生まれ変わったミミ子の姿が露わになる。幼さが抜けない体型にピッチリと密着するハイレグ水着を着て、大の字になって立っている。すらっと伸びる背中も小さいお尻も薄い布越しに形がくっきりと浮かび上がっている。顔の高さまで上がり広げていた細い腕は、ゆっくりと腰の高さへと落ちていく。靴も靴下もなくなって裸足となった両足はかかとまでしっかりと砂について、わずかにガニ股になっていた。股の角度がじわじわと広がっていく。ゆっくりと腰が落ちていき、やがてミミ子の股間はハイグレ人間にとって標準の角度まで開かれた。併せて両腕も鋭く切れ込みの入れられた股布へと吸い寄せられていく。

「ハッ、ハッ……ハッ……くっ……ハァッ……ハッ……」
 両手が股間まであとほんの僅かというところで踏み留まるミミ子。中途半端な場所で腕がプルプルと震えている。
「ハ、ハ、ハ……は、ぐ……早くリリ子に……伝えなきゃ……」
 最後の力を振り絞って、小刻みに震える右手を通信機の操作盤へと伸ばした。
「お願い……届いて……」
 操作ボタンまであと数十センチ。
 万が一のために降ろしていなかったハイグレ銃の引き金に再び力が入る。
「リリ……あっ……あはあああぁぁぁ……あっはあ……」
 銃を撃つ前にミミ子の体が仰け反った。力の抜ける奇声をあげて両腕も操作盤を離れだらりと腰の位置まで垂れ下がっている。さらに視線を落とすと、いつのまにかしんのすけがミミ子の足元に回り込んでいた。息子の両手はあろうことか年頃のミミ子のお尻の割れ目へと突き刺さっていた。
「カンチョー……?」
 ひろしは半信半疑で目の前の光景を見ていた。父親すら予想していなかった攻撃が直撃したミミ子は放心状態となってガニ股のまま突っ立ている。しんのすけが押し込んだ指をお尻から引き抜くと、力なくその場に崩れ落ちた。
「我が息子ながら恐ろしい……」
 撃沈するミミ子を見下ろし、カウボーイのように指先に「フッ」っと息を吹きかけて仁王立するしんのすけ。
「たいっ」
「あっダメよひまわり!」
 兄の活躍を見て興奮したのか、みさえの腕に抱かれていたひまわりが砂浜へと飛び降りた。両手両足で砂の上をハイハイをしてしんのすけの隣に並ぶ。
 ひまわりは一呼吸おくと、ゆっくりと立ち上がった。
「はいぐれっ」
 全身を使って後輩ハイグレ人間のミミ子へ向けてハイグレを送る。
「はいぐれっ」
 もう1回。
「はいぐれっ」
 3回目。
 俯いていた顔が上がる。虚ろな目でひまわりのハイグレを見つめる。
「はいぐれっ!」
 ダメ押しの4回目。
「うう……ハイグレ……ハイグレをしないと……違う……連絡をしないと……リリ子……やっぱり私が正しかったじゃない……ハイグレは……ハイグレは……」
 虚ろな表情でぶつぶつと呟きながら、ゆっくりとミミ子が立ち上がる。
「だから私はずっと……ハイグレが……伝えないと……リリ子に……ハイグレを……」
 ボーッと棒立ちになって通信機を見つめる。

「でもダメ……ハイグレが……リリ子に言ったら……ハイグレが出来なくなっちゃう……」

 ミミ子はゆっくりと前屈みになってピンク色の水着についた砂を払い落とす。腕や脚に付いた砂には目もくれず入念に水着の汚れを落としていく。
「私もハイグレを……ハイグレをしないと……ハイグレがしたい……」

 通信機材に背をにして、ひまわりはもちろん、野原一家全員と向き合う。一人一人の目をゆっくりと見てから、腰を落としてガニ股になる。深くお辞儀をするように身を屈めて両腕を股間へと伸ばした。

「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ……」
 3回ハイグレを行ってから、ハイグレをストップさせる。
 少し乱れていた水着が気になったのか丁寧に直す。その際にササッと体についていた砂も払った。

 すう〜……っと息を吸い込んだミミ子の目に光が宿った。
「ハイグレッハイグレッハイグレッ!!」

 いつものキリッとした表情に戻ったミミ子は勢い良くハイグレを行った。

「私、桜ミミ子をハイグレ人間にして頂きありがとうございます! 偉大なるハイグレ魔王様がまさかこちらの地球にいらっしゃっていたとは……魔王様は私たちの想像なんて遥かに越える高みから地球を征服される作戦を考えて下さっていたのですね!」
 ミミ子はハイグレ魔王の姿を創造しながら恍惚な表情を浮かべる。

「みなさんのおかげで私もハイグレ人間の使命に目覚めることができました。これからはハイグレ魔王様の所有物として、身を粉にして働きます! ハイグレッハイグレッハイグレッ!」

「みんなで力を合わせて、ハイグレ魔王様に地球の支配者になって頂けるよう頑張ろう! ハイグレッハイグレッハイグレッ」
「「「「ハイグレッハイグレッハイグレッ」」」」
 ひろしに続いて、妻と子供たちもハイグレを返す。
「はいっ! 全ては偉大なるハイグレ魔王様のために! ハイグレッハイグレッハイグレッ!」
 朝の爽やかな海岸にハイグレ人間たちのハイグレコールが響く。
「「「「「ハイグレッハイグレッハイグレッハイグレッハイグレッ!!」」」」」」

 子供たちの協力もあって、なんとかミミ子をハイグレ人間に転向させることができた。作戦を成功させ、気持ち良くハイグレをしながらひろしはミミ子を見つめる。地球の門番は今、自分たちと一緒に取り憑かれたようにハイグレを繰り返している。今後彼女がアクション仮面のパートナーとしての責務を果たすことはない。桜ミミ子は身も心もハイグレ魔王の忠実なシモベと生まれ変わったのだから。








 北春日部6号のブザーが鳴る。通信が入った合図だ。ミミ子が応答ボタンを押した。顔と同じ高さに取り付けられたモニターには、彼女とそっくりな容姿の少女が映し出される。ミミ子が着ているピンク色のラインの入ったセーラー服の色違いで、青色のものをリリ子は着用していた。服以外はまるで鏡を見ているかと思うくらい2人は瓜ふたつだった。

『こちらリリ子、野原さんたちの北春日部6号への搭乗を確認したわ』
 姉の報告を聞いて、ミミ子はニコリと笑う。
「こちらも、もう間もなく野原さんたちの準備が完了するわ」
 妹の報告を聞いて、リリ子はニコリと笑う。
『了解。やっぱり私たちの取り越し苦労だったようね。協力して貰ったこちらの野原さんたちには予定どおり秩父の温泉でゆっくり休んでもらうわ。よろしくね』
「ええ。少しでも彼らを疑っていた自分が恥ずかしいわ……。リリ子もこちらの野原家の方々をくれぐれもよろしくね」
『それじゃあ、私は転送処理に入るわ。何かトラブルが起きたらすぐに連絡するのよ?』
「もちろんよ! じゃあ、ハイッ……バイバイ!」
 ミミ子は終話ボタンを押す。通信が切断され、モニター画面がブラックアウトする。


「ふう……」

 ミミ子は大きく息を吐いた。口を閉じることなく、そのままだらしなくニヤける。ゆっくり息を吸いみ、縮んだ肺をらませていく。右手は胸を撫で下ろす為に、左手は疼く股間を慰める為に。通信中ずっとミミ子は上着こそ着ていたが、カメラに映らない下半身は、スカートは履かずピンクのハイレグ水着を露わにしていた。姉と色違いのピンク色のスカートはどこにも見当たらない。
 通信を終えると、ミミ子はスカートを探すどころか、上着も乱暴に脱ぎ捨てた。
 ミミ子が後ろを振り返る。ピンク色の水着の股間部分に薄黒い水玉模様を浮かべるハイグレ人間の少女は、自分の格好も恥ずかしい染みも気に様子もなく、ずっと後方で見守っていた野原一家に向けてためらうことなくガニ股になった。

「ハイグレッハイグレッ。北春日部6号の準備が出来ました。野原さん、どうぞ御搭乗ください」
 ハイグレ人間となったミミ子は、野原一家4人のためにピンク色のマシンのゲートを開いた。

「お互いハイグレ魔王様のために全力を尽くそう! ハイグレッハイグレッ」
「「「ハイグレッハイグレッ」」」
 ひろしを筆頭にして野原一家は時空移動マシーンへと乗り込んでいく。ミミ子はハイグレをしながら彼らを見送る。
「ハイグレッハイグレッ。こちらの地球の事はお任せください。ずっと野原さんたちを応援しています! 必ずや地球をハイグレ魔王様のものに! ハイグレッハイグレッハイグレッ!」
 
 ミミ子は力強くエールを送ると、ゲートのシャッターは静かに閉じた。

「野原さん、お気をつけて。ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ」
 
 マシーンの起動スイッチを押して、名残惜しそうに再び彼らへとハイグレを送った。



つづく
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記念日

記念日に合わせて、第8話ありがとうございます!僕の好きなミミ子、リリ子がでてきて、朝4時に8話を見ましたが興奮しっぱなしです。ハイグレの素晴らしさをしってもらえてよかった。フラッシュバック現象は何人か確認されてるんですね。そのあたりも気になります。お疲れのところ、ありがとうございます。また素晴らしい続き期待してます!

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No title

お疲れさまです
相手のしっかりとした対策の上をいく展開、まさかハイグレ銃所持でなおかつバックに魔王様がいるとは
慎重派のほうが先に洗脳ってのも好きな所です
そして原作おなじみのカンチョー、ハイグレ側にまわるとなんと羨ま…恐ろしいんだ
抵抗ギリギリでガニ股まさに効果抜群ですね

Re: 記念日

>ひでさん
コメントありがとうございます
24日に今回の話を投稿できるように先々月からジワジワと調整していました
朝4時というと太陽が出るか出ないかという時間帯じゃないですか…そんな早くからありがとうございます!
あの双子の洗脳はハイグレファンの悲願ですので気合い入れて頑張りました(笑)
まだまだ続きますので楽しんで頂けたらと思います(`・ω・´)

Re:

>akarikuさん
コメントありがとうございます
ハラマキレディースをブレーンに抱えるだけあって、割としたたかに作戦を進めていくイメージがあります
厳重に警戒している慎重派が洗脳されてしまう…洗脳が完了した後は従順なしもべとして征服活動に勤しむ…最高のシチュですね…
しんすけのカンチョーは登りっこ勝負では笑えますけど、水着越しに抵抗のない幼稚園児の無邪気な全力のカンチョーは効きそうですね〜いやあ羨…恐ろしい
原作のワンシーンは掘り起こせばまだまだ使えるネタやシチュがいっぱいありそうですね。akarikuさんに負けないよう俺もどんどん見つけて行きたいです!(`・ω・´)

No title

お待ちしておりました。予告通り今回は肉厚ですね。
てっきり不意を突いてミミ子を洗脳するのかと思いきや、まさか双子側でも先を読んで対策してたとは!
相手の出方を呼んで一気呵成に攻め込んでいく。まるでFEを思わせる心理戦、読み応えがありました。
そしてその最中に漂う、ひろしの素人臭……。等身大でいい味出してますよ、ホント。

Re

>牙蓮さん
コメントありがとうございます
今回は映画公開記念日ということで特濃です!
魔王様と双子の知恵比べ第1回戦は無事に魔王様が勝利しました
強力な相手に入念な作戦で勝つ。ある意味ではシミュレーションゲームに近い緊張感があるかもしれませんね
ひろしは謎の等身大主人公感が出つつありますね
某グルメ漫画の主人公に負けないリアリティを追求していきます(笑)
プロフィール

ぬ。

Author:ぬ。
本家でもちょっとだけ活動させて頂いてました。初のブログですが色々とチャレンジしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。ハイグレ、ハイグレ、ときどきアップル。あと野球。

※こちらに投稿作品をまとめてあります。こ利用ください
ライブラリ
保管庫

通りすがり氏制作ゲーム
プラネタリア戦記(仮称)

ツイッターとの連携で設置しています。なにかございましたらどうぞ
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