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クレヨンしんちゃん ハイグレ魔王とシモベ達の逆襲! 第4話

毎度ありがとうございます。ぬ。です
Twitterではご報告させて頂いたのですが、私事ですが今月でまたひとつ歳を重ねることが出来ました
同じくご報告した体調不良のほうも回復しまして、週末から日常生活に戻る事ができそうです
沢山のお祝いのお言葉とお見舞いのお言葉ありがとうございました
ぬ。は永遠の17歳という設定がございますので年齢の公表は差し控えさせて頂きますが、ブログを開設して約3年半となりました
決して1人では進んで来られない道のりでした。たくさんの拍手とコメントに支えられて3年目を迎える事が出来ているんだと確信しております。改めまして本当にありがとうございます

これからエロ小説投降するというのに、いい話をしようとしてんじゃねえよと。読みにくくなってしょうがねえよと。
そんなわけでありまして、ぼちぼちいつものやつ行きますか

それでは、第4話…どうぞ( ・`ω・´)
あ、【男性注意】です










 普通の人間へと戻ったひろしは、侵略者に勇敢に立ち向かった息子と妻とともに本来の我が家のあるもうひとつの地球へと帰ることになった。ハイグレ人間になっていた頃の記憶は綺麗さっぱりなくなっていた。彼の心境はハイレグ水着姿の美女たちが見放題の世界がなくなってしまう無念さと、記憶を失った時間に自分がいったいどんなことをさせられていたんだろうという不気味さが入り混じっていた。

 本来の地球での生活もすっかり元通りになり、パラレルワールドでの不思議な体験は思い出になりつつあった。野原家には新たな命も誕生して、親子4人で順風満帆に暮らしていた。はずだった。一家の大黒柱であるひろしが自身の異変に気付いたのは夏も真っ盛りの8月だった。居間で眺めていたテレビに映し出されるワイドショーの映像。夏休みで混み合う行楽地の特集だった。女性アナウンサーが鍋洗海岸で海水浴客たちにインタビューしている。今年の流行も去年と同様にハイレグの水着だった。アナウンサー自身も真っ赤なワンピースのハイレグ水着を着ていた。
「おお立派なハイグレ!」
 しんのすけがテレビに張り付く様に近づいた。
「確かに凄いハイグレだな」
 緩くなった缶ビールを啜りながらひろしも同意した。だが、まつざか先生の水着姿の域には達していない。研究所で見たハイグレ人間のまつざか先生のハイグレはとても美しかった。彼女のスタイルの良さは幼稚園の先生にしておくには勿体無い逸材だ。

「もう! ハイグレじゃなくてハイレグでしょ!」
「そうともいう〜」
 台所からみさえのツッコミが入る。
「あなたもお休みだからって飲み過ぎよ!」
「ああ。これで終わりにするよ」
 本日2本目の缶ビールを手にしながら答える。ハイレグをハイグレなんて言い間違えるなんて……今日は3本目に行くのはやめておこう。

『以上、鍋洗海岸からお伝えして頂きました」
 映像がスタジオへと戻る。将棋柄のピンクのスーツを着たアナウンサー。仏頂面で真面目そうな彼も女子アナと同じハイグレ水着を着ていた。しかも新宿に潜入して全国に生中継中にハイグレ光線を浴びて国民が見守る中でハイグレ光線を浴びてハイグレ人間へと転向した。無様にアクション仮面へ助けを求めながら大量の光線を打ち込まれた彼はその後、同様に光線を降り注がれた中継スタッフたちと共にハイグレ人間となった。実際はこの男ではなくパラレルワールドのアナウンサーが行ったことだが、ひろしは彼のハイグレ姿を今でもハッキリと思い出すことができた。薄い布1枚越しに露わになった大きなイチモツをぷるんぷるんと震わせながらカメラに向けて視聴者にハイグレ魔王への投降を呼びかけた。次の瞬間、一緒にテレビを見ていたリリ子がリモコンで消してしまったが、彼はその後も懸命に降伏を呼びかけていたのだと思う。それがハイグレ人間というものだ。自分だってハイグレ人間だったときに命じられたら喜んで実行しただろう。あの時はハイグレ星人に従うことが全てだった。ハイグレの素晴らしさに共感し、ハイグレを与えてくれたハイグレ魔王に忠誠を誓う。忠誠の証はもちろんハイグレポーズだ。
「うッ!?」
 ひろしの頭の中にハイグレ人間だった頃の記憶が湧き水のように溢れ出す。ハイグレ人間としての価値観、理念があっという間に脳内を満たした。

「どうしたの……?」
 気がつくとみさえが心配そうに自分を見ていた。

「いや……なんでもない。ちょっと飲み過ぎたみたいだ」

「もう気をつけてよね。夏休みも今日で終わりなんだから」
「ああ。今日はこれくらいでやめておくよ」
 ひろしは体の中からジワジワとこみ上げる衝動を抑えながら会話を続ける。

「私と子どもたちは夕飯の買い物に行ってくるわね」
「わかった。ちょっと寝させてもらうよ」

 座布団を枕にして横になりながら、みさえが運転する車の音が遠くなっていくのを確認する。

「行ったな」

 起き上がったひろしは真っ直ぐに寝室へと向かった。自分では滅多に開けないタンスを下から順番に開けていく。

「みさえのやつ……いつの間にこんな派手な下着を……」
 妻のスケスケのおパンツを2段目の奥から発見する。しかし、今回の目的は勝負パンツではない。そっともtの場所へと戻して捜索を続けた。
「あった……!」
 水色の生地に緑色の花の模様が散りばめられたワンピース水着。みさえが去年の海水浴のために買った水着だ。寝室を片付けると駆け足で二階の書斎へと向かう。着ていた部屋着を脱ぎ捨ててすっぽんぽんになった。真夏の熱が篭った部屋はそれでも蒸し暑い。既に首や背中から汗が噴き出している。汗だくにならないうちにひろしは水着を広げた。年相応といえるローレグなカットが少し不満だったが、他に代用品があるわけでもない。逸る気持ち地を必死に抑えながら右足を通す。続いて左足。悔しいが女性モノの水着はこの時点で既にキツイ。なんとか腰まで引き上げて、肩ひもを通そうとする。しかし運動不足で硬くなった関節はなかなか言うことを聞いてくれない。胴体部分の花柄は伸びに伸びて既になんの花なのかすら想像できない状態になっている。
「いでで……でも……全てはハイグレ魔王様の……ためにぃ!」
 右の肩ひもを無理やり引っ張る。悶絶するような痛みと後、腕は自由を取り戻し、肩ひもは無事に右肩へと収まった。しかし、今度は別の問題が発生した。みさえサイズの水着はウエストだけでなく、身長も想定を遥かに超えていた。股布が肩ひもに引っ張られて股間とお尻を締め上げる。フルバックのお尻の布はTバックのように食い込み、ローレグカットながらマンモスの耳も少しはみ出てしまっている。

「くそう……俺はただ……」

 痛みに負けず左肩を水着に通すべく奮闘する。

「俺は……ただハイグレがしたいだけなんだあ!」

 鈍いゴキンという音を発しながら右腕は肩ひもを通過した。

「へへ……どんなもんだい」

 肩から伝わる鈍痛に気づかないフリをして、ひろしは姿鏡を見た。酷く型崩れした水着を着た中年男の姿にがあった。ハイグレ姿と比べると情けない姿だった。包まれることなく両耳がはみ出たマンモス。縦に長く伸びた花柄。そもそも柄があること自体も納得はいかない。後ろは広い背中に悲鳴をあげるように伸びきった胴回り。一気に細くなりお尻の割れ目にまた布が吸い込まれていっている。
「これをTバックって言ったらTバック男爵様に殺されるな……」

 全てが納得いかない水着だったが、現段階で用意できる最大限の水着だった。ずっと抑えていきた衝動が爆発する。

「ハイグレェ!」

 理性を失った獣のように無我夢中でがに股になってハイグレポーズを行った。不適切な水着に加え、約1年ぶりという酷く不恰好なハイグレだった。

「ハイグレェ! ハイグレェ! ハイグレェ! ハイグレェ!」

 それでもひろしはハイグレを続ける。奪われた1年間を取り戻すように貪る。

「ハイグレェ! ハイグレェ! ハイグレェ〜! ハイグレェ!?」

 水着も徐々に体に馴染んできて、体も勘を取り戻してきたところだった。人馬一体になりつつあったところだったのに、無情にも水着の肩ひもは負荷に耐え切れず千切れてしまった。締め付けがなくなり、だらしなく股間を包む下半身部分が虚しい。水着を脱ぐこともなくひろしは分厚い女性用のファッション通販カタログを机の上に置いた。みさえがお煎餅をかじりながらよく見ているものだ。

「急いで探さねえと……」

 目指すページは女性用水着のコーナーだ。流行りの水着からシンプルな競泳用の水着まで幅広く取り扱いがあった。取り扱い品のなかには今現在ひろしが着用しているものと同じ水着の画像もあった。ひろしの指は水着を着こなす美人モデルの上を滑らせ、止まることなく通過した。迷うことなく人差し指はモデルが着ることもなくカラフルに並べられた単色のハイレグ水着へと向かった。もちろん色は水色だ。
 かつて自分が研究所で着せられたものとそっくりな水着の番号を控える。カタログに付いているハガキに必要事項と水着の番号を記入してポストに投函するだけだ。記憶から失われていた自分のハイグレの色や形、質感までも昨日のことのように思い出すことが出来る。ハガキの記入を終えると、ハイグレとしては不合格の烙印をされた花柄の水着を脱ぎ捨て、カタログと一緒にゴミ箱へと放り込んだ。

つづく

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非公開コメント

待ってました!

体調はどうですか?
楽しみにしていた第4話、ありがとうございます!
これは長編になりそうな予感!笑っ
ハイグレの力は凄いですね。洗脳されたら一生洗脳なんですね。素晴らしい力。。
続きが楽しみで仕方ありません

更新ありがとうございます!
完調されたようで何よりです。
今回から始まったオリジナル回ですが、ひろしに無意識に起こっていた予兆に興奮しました。
次回で時系列では追い付く位でしょうかね?
次も楽しみにしてます!

No title

第二話のスムーズさから一転して、ひろしの奮闘ぶりが滑稽ですね。
妻の水着に手を出してまでハイグレポーズを繰り広げるとは、正気を失いつつある感が出ていてとても面白い。
破ってしまった水着は後々伏線になったりするんですかね……?
共感できる面も多々ありとても楽しませてもらってます。どうかご無理をなさらない範囲で頑張ってください。

Re: 待ってました!


>ひでさん
コメントありがとうございます
おかげさまで完全回復しました。今日はドライブにも行って歩き回って落ちた体力もすっかり元通りです!
人間をほぼ一瞬で洗脳して服従させる光線ですからね。科学力なのか魔力なのかはわかりませんが、我々には想像できないほど強い力なんでしょうね(*´Д`*)
続きも鋭意執筆中です。満足いただける内容になるよう頑張ります

Re: タイトルなし

>マサクニさん
改めてご心配をおかけしました…(汗
回想が終わりやっと話が動き出しました
洗脳時の記憶を取り戻したひろしの孤独さや焦燥感というのは、幼少期に映画によってハイグレに目覚めても想いを誰にも共有できなかった第一次ハイグレ世代が抱えていたものと似ているのではないかと書きながら思っていました
ひろしの今後にご期待ください(`・ω・´)(何

Re

>牙蓮さん
コメントありがとうございます
妻の水着を着るという行為は普通の精神状態なら途中で諦めるでしょうし、破ってしまったら酷い自己嫌悪に陥るはずですが、もう暴走した心は止められないのかもしれません
魔王様目線から見ると牙蓮さんのおっしゃる通りとても滑稽ですね
おかげさまで体調もすっかり元通りになりました。次回も頑張りますので是非お読みください!
プロフィール

ぬ。

Author:ぬ。
本家でもちょっとだけ活動させて頂いてました。初のブログですが色々とチャレンジしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。ハイグレ、ハイグレ、ときどきアップル。あと野球。

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